あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

2019-01-01から1年間の記事一覧

12.9.2019

この二日間、ひたすらリスボンの街を歩いたにも関わらず、目に入れられなかった場所が、多すぎて 10日の晩、とても怖い思いをした 空港ではwifiが使えるだろうとたかをくくって、宿については一度経路を調べたのみで、スクリーンショットなどを撮り忘れてい…

10.9.2019

バルト三国の旅路は、今日の朝まででおしまいこれからはヘルシンキを経由して、西の端、ポルトガルへ 昨日は、とにかく本当に不運な日で、期待していた博物館の三つが、閉まっていた二つは、臨時休館、もう一つは、リノベーション中 もう一周回って、また来…

8.9.2019

このブログを始めてから、なんとも言っていることだけど、楽しい日々を過ごしている時ほど、更新をサボってしまう ラトビアは、私にとっていわば、天国のような場所だった たくさんの、こじんまりとした博物館だけれど、その全てに、愛国心が詰まっている ヴ…

4.9.2019

旅に出る前の、朝ごはん代わりのマフィンとコーヒー何の変哲も無い、ただキヨスクで買っただけのこれらが妙に美味しく感じられるのは、何故なのか 今日出かけたのは、ヴィリニュスからバスで30分ほどのトラカイ バス停からは、歩いて30分で城に着く、と聞い…

3.9.2019

昨日、ドレスデンに到着して、各種手続きを済ませ、そして今日、ベルリンにトンボ帰りしたかと思えば、今、私がいるのはリトアニアのヴィリニュス ベルリンを出立するため、朝、少し早く起きて、残り物で朝食を済ませ、同居人のおば様が起き出す そして私の…

1.9.2019

月の変わり目だということに気づかないほど、他の物事に神経を払っていた 昨日は、再び友人と朝から会った後、恩師のコンサートを聴きに、Glienicke城へ ここは、カール・フォン・プロイセンの夏の離宮で、イタリアのヴィラに憧憬を持っていた彼の意向に沿っ…

30.8.2019

予想通り、朝の6時過ぎに目が醒める きらきらとした橙色の陽光が、木々の隙間に光っているのが、窓越しにうっすらと見える けれど、身体が疲れているのは分かっている、目覚めたのは緊張のためだ そしてベットの上で、無理やりうつらうつら起き上がったのは…

29.8.2019

ついにやってきた、別れの時 今週に入ってから、身体がどうも怠かった それは紛れもなく、急に戻ってきた夏のせいオープンエアーの劇場から、凍えながら走って駅に向かった夜を思い出す今となっては、信じられない 火曜日から始まった倦怠感ドイツの多くの建…

26.8.2019

夕方、開いている窓から激しい音が漏れていることに気づく窓の外の木々が、ぐわんぐわんとしなっているそれは、久々の雨風 ぼうっと見ていると、雨足はあっという間に強くなり、大きな雷音が、遠くの空より轟く 夏の嵐、夕立ああ、妙に昼間、汗ばんだのはそ…

25.8.2019

久々の、予定が空っぽの休日目覚ましを掛けずに寝ていたのだけれど、結局8時過ぎに目は覚めて、ゆっくりと支度をしてからそう遠くない場所にあるカフェで、最高の日曜の朝をはじめた 少しお腹がいっぱいになりすぎたけれど、一日中動くのなら、丁度良い そう…

24.8.2019

夏の離宮、サン・スーシへ 本当は、幼少の頃何度か訪れたことがある、はずなのだけれど記憶はほんのかすかで 手前に大きな階段が連なっていたそんな想い出が、うっすら 宮殿の壁が黄色かったのを思い出したのは、日本でガイドブックを眺めてからだった とに…

21.8.2019

今日は授業後、Alte Nationalgalerie(旧国立美術館)へ これも博物館島にある美術館の一つなのだけれど、主に18世紀以降の絵画、特にフランス印象派、それからドイツの古典主義やロマン主義の絵画を中心に収集している 印象派の展示には、名だたる画家の名…

20.8.2019

朝、外に出ると、静かに湿った空気が肌を撫でる トラムの出発時間の2分前、横断歩道に立ちながら、自分が乗る予定だったトラムを見送るこんなことにも、この2週間で慣れた 嬉しい報せが朝、届いていたので、13分の待ち時間、それをじっくりと読む 私は、どう…

19.8.2019

第二の故郷、というにはあまりに短い暮らし、けれど紛れもなく私の原点であることには違いない そんな街を、15年振りに訪れた 元々、ここは個人的に訪れるか迷っていた来たところで、別に観光するものも、食べたいものも、ないしただ、うっすらとした思い出…

18.8.2019

ライプツィヒは、前回、訪れる機会があったにも関わらず、訪れなかった場所 旧東ドイツだった地域に位置しているこの街は、同じく旧東ドイツだったアイゼナハにどこか似ているな、と感じた クラシカルで重厚な建物と、石畳が織りなす街並み 由緒正しい聖トー…

17.8.2019

昨日は少しだけ、辛くなってしまった 午後、訪れていたのは、旧東ドイツ時代の刑務所だった施設ここには"Stasi"という旧東ドイツの秘密警察によって、捕らえられた人たちが囚われていた その人々の多くは、現代の感覚から言えば完全に無実な人たち ソ連の敷…

15.8.2019

一昨日、昨日、そして今日この三日間が、多分このコースの中で私が最も忙しくしていた時期になるだろう 友達に「毎日毎日全部参加して、何でそんなにエネルギッシュなの?」と笑いながら聞かれたけど、そんなこと私が聞きたいくらいだ 本来私は全くエネルギ…

12.8.2019

ひとつも、正しい言葉が見つからないそんな出来事が起きた 朝、登校してみると、クラスの前に人だかり誰も中に入ろうとしないのを訝しんでいると、日本人の参加者が事情を説明してくれた 土曜日の遠足で、湖で溺れて重体になった人がいるまだ容体は分からな…

11.8.2019

ベルリン市内を、歩き回る 最初に訪れたのは、近くの駅のアンティークの蚤の市早速古本のお店で、状態の良いインゼル文庫を、破格の値段で手に入れる それ以外にも見ていたのだけれど、どうしても欲しい、というものは見つからず、とりあえずこの戦利品があ…

10.8.2019

今日はベルリン東部に位置する、Müggel Seeへの遠足 波が打ち寄せるたびに、快い水音と共に、二度とない形を作り上げる様子は、永遠に眺めていられるように思う ひたすら歩き回っている一週間だったけど、今日も例に違わず、ひたすら歩き続ける また新しい中…

9.8.2019

ドイツに着いて、初めてのウィークデーが終わろうとしている はじめに受けた組み分けテストは、最初やけに簡単だと思ったら、一つ下のコースのものが配られていたことが分かって、受け直し40分も無駄にしたし、新しく配られたテストは、かなりの程度チンプン…

4.8.2019

友人と母親から離れて手荷物検査場に向かったときは、忙しなくてやけにあっさりと離れてしまったのに、階上から手を振る母親の姿が見切れた瞬間、ひゅん、と心臓の位置が下がるような心地がした それから飛行機に乗るまでが、一番落ち着かなかったような気が…

2.8.2019

ついに明日、出国だ 昨日は8年来のソウルメイトと、今日は14年来の幼馴染と 前者の方はボロ泣きだったけど、後者の方は相変わらずあっけらかんと送り出してくれて、なんか本当に変わらないなぁ、という感じ 本当に親しかった人たちの前だと、言葉が見つから…

31.7.2019

昨日で、すべての物事が一旦、一区切り 怒涛の試験週間を潜り抜ける間も、私と友人たちが海外へ旅立ってしまうのを見て、びっくりするくらい悲しんでくれる友人たちがいて、でも旅立つ私たちは、目の前の物事に必死で、そう、何かに必死であるうちは、まるで…

22.7.2019

日常を振り返る余裕もないほど、せわしなく過ぎて行った、この二週間 相変わらず読み進めなければならないドイツ語の本、レポートが3本、果てしない範囲のテストがいくつか、ゼミの課題と、それから飲み会 そして本格的なテスト週間は未だ、訪れていないけれ…

8.7.2019

随分と時間が経ってしまったけれど、台北の二日目について書き残しておきたい 実は、二日目は午前中に点心とかき氷を食べただけで、私を含めた三人中二人がバテてしまい、なんと旅行中だというのに、ホテルで二時間、眠りこけてしまった 私の方は体調が元か…

1.7.2019

6月28日から今日の朝まで、友達と弾丸台北三人旅を決行していたのだけれど いかんせんスケジュールがタイトなのと、あまりにうだるような暑さで半分熱中症気味(そして月一のアレも見事に重なって)まったく更新をすることが叶わなかった そしてもう一つ更新…

27.6.2019

昨日、ようやく九月の旅行予定を詰めて、飛行機や宿など、諸々を予約したおかげで、レポートが手付かずのままで、今日追い詰められることに 一週間はバルト三国に、もう一週間は一気に南西へ飛んで、ポルトガルへ 4カ国とも、訪れたことがなくて、でもいつか…

25.6.2019

実は、今日来る予定だったGoetheの試験結果は、21日には届いていたので、前回更新した時にそのことについても触れようか迷ったのだけれど 結局、内容がバラバラとしてしまい、次に書こう、なんて思っているうちに、また数日 まず、試験日のコンディションは…

21.6.2019

“言葉は、記号みたいで、記号じゃない 受け手によって、解釈が変わる” たくさん、言いたいことがあったとしても、それを言語化するだけのメモリがない、と判断して、ベットに沈んでしまうのが、常 そんな甘えた自分をどうにかしたいけれど、まあ、そう思い始…