あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

2.8.2019

 

 

 

ついに明日、出国だ

 

 

 

昨日は8年来のソウルメイトと、
今日は14年来の幼馴染と

 

前者の方はボロ泣きだったけど、
後者の方は相変わらずあっけらかんと送り出してくれて、
なんか本当に変わらないなぁ、という感じ

 

本当に親しかった人たちの前だと、
言葉が見つからないというのは本当で、
それは相手に対する感情が、
余計な修飾なんて、一つも必要ないくらいに澄んでいるから

 

 

パッキングをしていたら、
最初は調子が良かったのに、
段々と自分が何をしているのか分からなくなってきた

何が必要で、何が要らないものなのか
身の回りに当たり前にあったものは、全部大事な気がして
一つ一つ、周りの人との思い出が染み付いているものを、
最終的には選ぶ基準にした

 

 

 

お風呂場で、身体を洗いながら、
明日、なんとなくここで身体を洗わないのは分かるけれど、
なんだかすぐに戻ってきてここで洗っているような気もする

 

現時点での自覚は、本当にその程度
明日、本当に飛行機なんて乗れるんだろうか
少し気をぬくと、身体の中のものが全て出てしまいそうな、奇妙な感覚

 

大好きな人々が、急にメッセージをよこしてくれる
こういう関係を構築するのって、簡単じゃないということを
私はそれなりの強度で知っている

 

まだまだ100%受け止め切れないけれど、
それでも空に浮いた瞬間に、全部崩れ落ちてきそうだ

 

 

 

保険の申請と、ドイツ語の課題がまだ残っている
それも胃の中を不安定にさせている原因だけれど、
向こうに着いたところで、どこを安心できるラインにしていいのやら

旅行なんて行ってる場合じゃなかったのかしら、と思う度に、
「自分の恐れることを成せ」というモットーを言い聞かせる

 

大丈夫、大丈夫、
そこにいなくたって、頼れる存在はたくさん存在する

 

みんなが背中を押してくれている
それだけで、飛び立つには十分すぎるほどのエネルギー

 

一年間、とにかく全力でやること
辛くなったら周りの人の言葉を思い出すこと
この二つさえ守っていれば、
あとはもう、どうだっていいこと

 

だからどうか胸を張って、
憧れ続けたドイツへ、帰りたいと思う