あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

22.10.2019

 

 

 

日曜の夜、
旅行から帰ってきて、部屋がぐちゃぐちゃのまま
月曜は慌てて学校へ向かう

 

 

 

プラハ旅行は、2泊3日もあったにも関わらず、
観光名所の外観だけチラチラ見て、適当に散歩して、
美味しいものだけ楽しんで、皆で喋る

 

個人で旅行に出かけるときは、
信じられないほど詰め詰めのスケジュールを立てて、
全てを網羅したがるタイプだから、
こんな旅ははじめてだな、と思ったけれど

 

よくよく後から考えてみたら、
修学旅行がまるでこんな感じだったな、と

 

結局、プラハの秋と皆との絡みを楽しむだけの旅で、
でもそれが全目的だったのだから、問題なんてない

 

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ただ、宿に着いたのが、
1日目の夜は午前2時、2日目の夜は午前4時、と
だいぶぶっ飛んでいて
というか何をしているわけでもないのに
こんな遅くなっているの、面白すぎるな

 

2日目の夜は知らない人(友達のいとこの家)に皆で集まって、
人狼を始めたのだけれど、
ここに集まっているのは、
チェコスロバキア、フランス、スイス、スペイン、日本、韓国と
本当に多様なルーツを持つ人たち

 

まず各国で呼び名が違う上に、ルールも若干違っていて、
ルールの確認だけで何十分と要した

 

挙句、
アジア圏とヨーロッパ圏では、
「役職を自己開示して良い・してはいけない」
という猛烈な差があったために、議論が白熱

 

最終的に"Wir alle haben Freiheit!! (俺たち全員には自由がある!!)"
的な議論に展開していて、もうめちゃくちゃだったけど、
笑うしかなかったな

 

 

 

でも、前も話したかもしれないけれど、
一人、ドイツ語を始めたての子がいるので、
その子のために、時々会話が英語になってしまう

 

私(日本人?)以外の全員は英語に堪能、
少なくとも普通に会話を進める分には問題がない
けれど、そういう時だけ私はついていけなくなってしまう

 

皆の言っていることは8割分かるし、
正直リスニングは前よりもマシになっているような気がする

 

それでも、喋るスイッチの切り替えは、全然上手くいかなくて、
大体皆が同じ言語で20分近く話してくれていれば、
私も多少は話し始められるようになるのだけれど
細かく切り替えられると、もうだめ

 

というか、ここにいる人たちは、
ドイツ語はまだ完璧でない人もいるとはいえ、
殆どの人がトリリンガル以上になるわけで

 

何だかなぁ
中高時代は、トリリンガルなんて雲の上の存在だったけれど
こっちでは、当たり前なんだろうなぁ、なんて

 

楽しかったけれど、
色々自分の課題も見えた旅行だったな

 

 

 

月曜日、5限からだと思っていたTutoriumが4限からだったことに気づいて、
慌てて洗濯物を干して、学校へ

 

けれど、教室の場所がいまいち分からず、
どうしようかなと思っていると、前方に同じ教室を探している人がいたので、
声をかけて、一緒に行くことにした、のだけれど

 

いざその教室に入ってみると、誰もいない
そこでよく要項を読み返すと、それが開催されるのは来週からだった

 

あーあ、時間もったいなかったかなぁ、なんて思いながらも
どうせ家にいてもダラダラしてしまうだけだったし

 

パソコンを開いて、次の語学の教室の場所を確認する
すると、実はドイツ語以外の言語のポイントがまだ残っていることに気づいて、
興味本位で他のコースを覗くと、何とフィンランド語が1コマで開催されている

 

しかも時間割的にも都合の良い、火曜4限で、まだ始まっていない
これはチャンス、とばかりに、
5分で申し込みを決めた

 

文法書や辞書は置いてきてしまったけれど、
送ってもらえるだろうし
何より、ただで3時間のレッスンが毎週受けられて、
ドイツ人の知り合いも増えるかもしれない

 

早速教科書を買いに行ったら、
まあ安くはなかったのだけれど、こんなもんよね

 

そしてその時に中世学で必要な
ニーベルンゲンの歌”のReclamも買ったのだけれど
それが嘘みたいに分厚くて、思わず手に取るのを躊躇した

 

といっても、読むしかないのだけれど!
これは授業中、というよりも、各自で勝手に読む課題で、
対訳が付いているとはいえ、読み切れるのか
でも試験に出るらしい、一体全体、どんな形式の試験なのだろう

 

そしてビビリにビビっていたC1のドイツ語の授業
一人知り合いを見つけて、少しだけ安心するのもつかの間、
先生が無表情過ぎてめちゃくちゃビビったのだけれど、
彼女はただ無表情なだけで、
人の話をめちゃくちゃよく聞いてくれているし、
とてもいい人だというのは伝わってきて、一安心
火曜のC1のクラスも同じ先生だったから、
喜びもひとしお

 

 

 

次の日、怠い体を引きずりながら、
どうにか2限の聴講に足を運び、
終わったタイミングで友達から連絡が来ていたので、
メンザで一緒に昼を食べることに

 

そこで4限が空いている、というので、
試しにフィンランド語に誘ったら、彼女も付いて来た

 

クラスはやはりドイツ人だらけで、
そうでなくても皆ドイツ語はもちろんペラペラの状態
けれど、フィンランド人の先生のドイツ語は聞き取れるし
まあ、問題ないはず

 

クラスの雰囲気も良く、先生も優しげ
そして憧れのフィンランド
嬉し過ぎて、ニヤけが止まらなかったよ

 

そしてその後、中世学の文法の講義
どんなもんか、と緊張していたけれど、
今回は発音の説明と、文章の現代高ドイツ語訳

 

当然、私には半分くらいしか理解できなかったけれど、
思っていたよりも、なんとかなりそう、という印象
先生にもう一度参加証明について聞きに行くと、
“僕は君がいるのを目で確かめているから大丈夫だよ”
と言われて一安心

 

まあ、他にアジア系の顔立ちの人いないもんなぁ、このクラス
たまにはこのことにも感謝すべきなのかもしれない、
などと思う

 

睡魔に襲われながら、原稿をちまちま進めて、
一番不安要素が強いドイツ語のC1のコミュニケーションへ

 

平たくいえば
月曜がライティング、火曜がスピーキングなのだけれど
正直、思っていたよりもなんとかフォローできそうな感じはした

 

ただ、この数日間でよりくっきりと浮かび上がった私の問題は、
読む、書く、(話す)能力に比べて、
圧倒的に“聴けてない”ということ

 

多分、もっと耳が良ければ、聞き取りができれば、
会話でもこんなに苦労しないし、
焦ることもなくて、適当なことを言わなくて済む

 

やっぱりネットフリックスを早急に始めるべきだな、これは
けれど、いつになったらそんな時間が生まれるんだろう
考えものだな、本当に