あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

26.9.2019

 

 

 

昨日の夕べから、絶望的な気持ちになって、
初めて、ちょっとこの状況から逃げ出したい、と
考えられないほどのストレス

 

実は、穏やかに生活をしている一方で、
手続き関係が、何も上手くいっていなかった

 

まず、申し込んだはずの銀行口座からは音沙汰なく、
それがなければ月末までに払わなければいけない家賃が、支払えないし
ゆくゆく行うビザ申請もできない

 

そのビザ申請の予定も申し込んだはずなのだけれど、
全然こちらも返信がないな、と思っていたら、
25日の昼間、いきなり“至急外国人局へ”とのお達しが届く

 

それから25日の昼間、突然繋がっていたはずのWi-Fiが途切れてしまう
いじくりまわしていたら一度復活したので、
ほっと胸を撫で下ろして、出かける

 

日中は友人と会う予定があった
彼女も同じ大学からの留学生なのだけれど、
書類関係や、Wi-Fi関係(彼女も上手く繋がらないらしい)を話して、
アジア食品店を二軒見比べて
(そこで大好きなエスニック系インスタント麺を爆買いする)
まあ、頑張ろうね!といって別れる

帰ってきた後が地獄で
まず、またWi-Fiが繋がらなくなっていた
本当は、食器や調理器具を買い出しに行こうとしていたのだけれど、
そんなことに構っていられず、
2時間格闘したのだけれど、やっぱりダメ

 

昔から、インターネット周りのことが上手くいかないと
信じがたいほどイライラし、不安定になる性質

 

そして他の上手くいっていない事柄のことが重なって、
不安とも苛立ちとも、一言では形容しがたい、
まるで爆弾低気圧のように、
バランスを欠いた精神状態に陥る

 

そうはいっても、外国人局に呼び出されているし、
明日の朝は早起きする他ない
イライラした時、日本では、
辛いインスタント麺を食べることでストレスを制御していたのだけれど、
それが今日手元にあったのは幸いだった
(そこから料理する気にもならなかったし)

 

次の日、外国人局へ
8時から空いていたのだけれど、
9時前後に到着したころには、
もう沢山の人が並んでいて、
受付番号をとって、ひたすらに待つ

 

そして自分の番になり、中に入ると、
ラフな格好の職員のお姉さんが、笑顔で迎えてくれた

 

こっちって、役所仕事だからって、
誰もスーツを着ていないのよね、ましてやオフィカジュでもない
男女関係なく刺青もバンバン入っているから、
保守的な日本人が見たらギョッとしそう

 

私は密かに怒られるんじゃないか、と思っていたから、
あまりの柔和な態度に拍子抜けしてしまう

 

今日は予定を決めるだけだったし、
11月26日の10:30からね、と言われただけで
ものの5分と掛からずに終わった

 

昨日会っていた子に関しては、メールで同じ日程で、と言われたらしく
多分私より一週間近く早く申し込んでいたはずなのだけれど
よくわからないシステムだな、、

 

(ちなみに、その辺の事情は文面でちゃんと説明したのだけれど、
本当は旅行者向けのビザは3ヶ月しかなくて、
つまり私が入国したのは8月2日なので、
その日程だと切れているはずなのだけれど、
“3ヶ月以内に予約が取れていれば”問題がないのかもしれない、
まあ、早いに越したことはないけれど!)

 

これでビザは一件落着と、して
次は銀行口座

 

昨日のうちに、バディの子に、
“まだ銀行から音沙汰ないんだよね”
と連絡したら、速攻で
“わかった、電話で確認してみるね”
という連絡が来ていて、
もう本当に寄りかかりっぱなしだな、と思いながらも感謝していた

 

けれど、ビザの待ち時間の間に、
プライバシー保護の観点から本人じゃないと教えられない、
と言われた、という連絡が来ていて、再び絶望

 

私が電話するか、違う銀行にするか
どちらにせよ30日までに間に合う望みは薄いだろう

 

“今日、まさか私と会えるような時間はないよね?”
とダメ元で聞いてみると、
“いや、ちょっとなら大丈夫!”
と言われて、もう目ん玉が落っこちるかと思った

 

まずは私の学生寮の担当者に会い、期限を伸ばせるか確認
それから別の銀行へ行って、口座開設の予約をすることに

 

色々な書類が必要かもしれないので、
まずは一旦、家に帰り、
重要書類を一式、カバンに放り込んで、
学生寮の事務所前で、彼女と合流

 

担当者に会って、事情を説明すると、
“前もダメだったら相談してくれれば、って言ったように、
今日はクレカで払ってくれればいいですよ、
じゃあ二週間伸ばしますね”
とあっさり承諾されて、また拍子抜け
これにはバディの子もびっくりしていたけれど、
この国は緩いんだか厳しいんだかわからないな、本当に

 

その足で、大学キャンパス内にあるSparkasseに
(大学に足を踏み入れるのは、実はこの時が初めてだった)
他の子はものの数日でできたよ、と言っていたのだけれど、
大学内だし、窓口が小さいからか、
“10月7日でいい?”と言われる

 

それでも期限には十分間に合うし、
その子もついてきてくれて、確実
何よりオリエンの日だから、絶対学校には行くし

 

これで家賃、銀行関係はひとまずクリア
しかし、銀行口座を作るのに、
“Steuer ID”なるものが必要と言われて、
再び市役所に行く予定が発生

 

まさか一日に二度も足を運ぶことになるとは思わなかったけれど、
ここのWi-Fiを使って、滞っていた日本向けのオンライン届けを出せたので、
ちょうど良かった

 

そして窓口であっさり、
“そのうち住所に届くと思うけど、今印刷する?”
と言われ、すぐさま印刷してもらう
私は、住民登録だけは今月の2日に終わらせていて、
まだ届いていないのだから、いつ届くか分からないし

 

こうして、懸念事項はほとんど胡散霧消した
ここで、バディとは別れて、再びIkea

 

笑っちゃうのが、ここ7日間で、3回も訪れていること
でも、往復1時間で行けてしまう距離だし、
今日はTageskarteを持っていたし、行かない手はない

 

そしてよく吟味しながら、
食器をいくつかと、フライパンと鍋を買う

 

あまりにも食器と料理器具が大量にあるので、
元々備え付けてあるものなのだろうと思っていたら、
実は大半が個人の所有物だったらしい

 

彼らは長く住む学生なのだろうし、
“綺麗に使ってくれれば〜”とは言われたけれど、
万が一壊してしまった時の面倒を考えれば、
30ユーロはそう大きい出費ではない
何より、自分の好きなもの買えるし、心地いいし

 

 

 

これと、鍋とフライパン、それから包丁など

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家では、母親は白い食器を好んで買っているから、
こういう濃い色の食器は新鮮だけど、
長年憧れ続けたものでもある

 

値段がどうせ変わらないなら、こっちの方がいい
他の人のものと混ざることもないだろうし
(私は使われてもいいんだけど、
勝手に使われている、と思わせてしまうのが怖い)

 

 

 

そして、朗報
Wi-Fiは、何故か再起動したら問題なく使えるようになった
もう一度設定をいじったら、また使えなくなってしまったのだけれど、
またリセットすれば、使えるように

 

つまり、何かがおかしくてまた使えなくなったとしても、
リセットすれば、しばらくは使えるようになるということ

 

2回とも、私がいじっていないのに使えなくなったので、
原因はよく分からないし、
そもそも手動でセットアップせずに使えているのもよく分からないけど、
まあ1年だけだし、繋がるならいいや、なんでも

 

 

 

昨夜まで、冗談抜きで生死をさまようような問題を、
一気に3つ、4つ、と抱えていて、
“もう無理! 無理です私!”
と今にも泣きそうで、
笑顔を作ることができなくなっていた

 

でも、
こうもあっさり一日で解決してしまうと
単純に運が良かった(今まで運が悪かった、とも言える)
のもあるけれど、
解決できない問題なんて、
実はほとんどないんだから、
一々絶望なんて、しなくていいんじゃないか

こういった楽観的な構えは、
ピンチの時ほど必要なのかも、しれないな