今日は、朝から下北沢へ繰り出す
どうしても気になっていたスープカレーのお店は、
この時期だというのに、開店前から行列ができていた
味は評判通り、非の打ち所がない
不思議なほどに、どの野菜にも甘みがギュッと詰まっていて、
特にこの天ぷら風のサクサクブロッコリーは、もう筆舌に尽くしがたい
あまりに大地の恵みを感じすぎて、下北沢の街中で、
思わず友達とうろ覚えの「大地讃頌」を歌ってしまうほど
(うろ覚えすぎてグーグル先生に歌詞を聞いた笑)
まあ、こんな馬鹿みたいなやり取りをしながら、
古着の街にいざ出陣
あんまり古着屋に明るくない私たちは、
手当たり次第に出会ったお店に入っていったのだけれど、
年始セールを絶賛開催中で、全品30%オフになっているような、天国状態
見ても見ても余りある服たちを、一瞬で見分けて、裁かなくてはならない
私はセーターを狙っていたのだけれど、
どうしても「これだ!」というデザインに辿り着かず、
あと、思っていたよりもずっしりと重いものが多くて、断念
やっぱり、実用性を重視してしまうのよねぇ、、
古着以外にも、ハンドメイドのアクセサリーなどが、破格の値段で売られていて、
これはもう、いよいよ駅ビルのアクセサリー屋さんで買う気が失せてしまうな
かといって、最初に買うピアスは、
絶対に納得のいかない箇所のない、完璧な物語を有するものを、と決めているから、
(多分、ヴィンテージものとかになるのかな)
こちらも、ご縁がなくて
でも、こういうのって見るのが一番楽しくて、
審美眼が、ぐっと磨かれたような気がするから、全然無意味ではないのよ
それから、疲れた足を休めるために、カフェへ
意図せず、またも喫茶店へ足を運ぶことに
(そう、実は前に喫茶店の写真を上げた時の親友だったのです)
なんなら前の時もカレー食べてるし、おんなじようなことしかしてないな、笑
ここの喫茶店も、素晴らしい雰囲気で、
小ぢんまりした二階の戸口から、懐かしい異空間の香りが漂う
その中は、時が止まった、永遠の夕暮れ時
濃さを選べる二種類のコーヒーと、
やはりレアとベイクの二種類から選べるチーズケーキ
それぞれ違うものを頼む私たち
(そしてまたもチーズケーキ!笑)
本当のところ、手前のエメラルドのコーヒーカップに魅せられて、
ここに来たようなものだったので、当たって本当にラッキーだったな
私は濃い方のブレンドにしたのだけれど、
美味しいコーヒーはぬるまっても、舌にザラつきが残らないのは、何故なのか
ケーキは強すぎないチーズ感に、タルト生地のシナモンがほのかに香る
あまりに時の経過を感じられない、
ぼんやりとした黄色い光と静かな雰囲気が、微睡みを誘う
しばらく朗らかに会話をして、後にする
また訪れた時は、別のものを頼んでみよう
そんなこんなで、彼女とはあっさり別れたのだけれど、
次は、私のゼミ選考が落ち着いたら、
その次は、彼女のゼミ選考が落ち着いたら、ね、と
いやいや、二回先までの予定の予約が成されるとはね笑
そして、こんなに事あるごとに集まるような友達になるとは、
中二の私には、想像もつかない事だよ
私の人生の変わり目は、中二と高二だと思っていて、
(それが一般的かどうかは、今は関係なく)
中二は文字通り、“魔の中二”だった
勉強や部活は、比較的好成績だったけれど、
それは、対人関係で一杯、悲惨な思いをしたことへの、裏返しで
一方で、その時期を一緒に乗り越えてくれた友人や趣味は、
やっぱり、強い
すぐにこういったことは忘れてしまうし、
普段は注意深くしまったままで、いいのかもしれない
それでも、封印することがいいとは思わないから、
ふとした時に引き出せるように、
こういった日常の記録の隙間に、刻むように織り込んでおきたいのです