あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

1.1.2020

 

 

 

“2020”、とタイトル欄を打ちながら、かすかに心が震える

 

あっという間に12月は流れていき、
今日は元旦、今の所一人で寂しく過ごしている

 

とはいえ、一人きりなのは久しぶりで、
これまで毎日欠かさず、と言って良いほど、
誰かと必ず会っていた

 

前回から今日まで、
何をしてたんだっけ、とざっと振り返る

 

20日は休みが始まって一日目、
本当は翌日に恩師と会う予定だったのを勘違いして、
本当にBraues Wunderという橋の近くまで来てしまった

 

本当に馬鹿すぎる、と思いつつも、
たもとに降りて、言葉を失う

 

あまりにもその日は空が澄んでいて
そこからの眺めがあまりに美しくて

 

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21日はようやく恩師とその旦那様と会って、
ドレスデンを散策しながら、色々なことを話した

 

たった1年ちょっとの縁だったのに、
こうして一々立ち寄ってくれる人がいることの、幸運さ
本当に、人の縁って不思議だなと思う

 

その最中に、友人から突然連絡がきて、
夕飯のお誘いが

 

実は次の日からもう一人の子と
ニュルンベルクに行くことになっていたのだけれど、
いかんせんバスが深夜発だったので、
どうしようか、と考えていたところだった

 

彼らは同じ寮に住んでいて、かつ駅近なので、
出発までそこに立ち寄らせていただくことに

 

キムチ炒めご飯を作りたいのだけれど、
生米からの炊き方がわからない、というので、
ご飯だけは私が炊くことに

 

しかし大量に炊いた経験がなく、
火加減がわからなかった故に、少しゆるいご飯になってしまった
でも美味しかったからね、なんでもいいのよ、多分

 

それからニュルンベルクへ向かったのだけれど、
早朝の5時、国境を越えた訳ではないのに、
パスポートコントロールにあたって、恐怖を覚える

 

実は先日からナーバスになっていたのは
私の滞在許可は、一回出国してしまうと無効、という
何故そうなってしまったのか分からない設定になっていたせい

そのせいで、せっかく友人たちとの一大行事、
チェコ旅行に行くかどうかを迷走し始めて、参っていた

 

帰りの道中で、これにあたったら間違いなくアウトだ
けれど、私がチケットを全て取ってしまったし、
最悪でも私のステータス的に強制送還はないだろうし、
それにしても罰金はいくら取られるんだろう、などと、ぐるぐる

 

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ニュルンベルクを観光している間も、
ちょっとしたきっかけでそれが脳裏を掠めて
不安定な感情が旅のお供となってしまった

 

けれど、帰りのバスでは何事もなかったし、
少なくとも五分五分以下であることは分かったから、
少しは安心したのだけれど

 

こうして、一人の休暇が始まるなぁと思っていたのだけれど、
23日、24日と、結局唯一ドレスデンに残っていた友人と
夜から明け方まで、ずっと喋って飲んで、遊び倒して

 

25日は昼間、香港ガールとSemper Operで
くるみ割り人形”を観た
始まる直前に、
そういえば去年も親友と映画のくるみ割り人形を見たなぁ、なんて思いながら
いよいよ、私の友人とクリスマスパーティー

 

すき焼きがしたくて、ネットで調べ倒した結果、
ドレスデンにも薄切りをしてくれるお店があるということで訪れたら、
大行列ができていて、
ちゃんと対応してくれるか心配だったのだけれど

 

注文を言うなり店のおじさんが、
“日本から来たの?すき焼きでしょ?”
と日本語の肉のメニューまで渡してくれて、おっかなびっくり

 

どの店員さんも感じが良くて、
またいつか、絶対訪れると思う(多少家から遠いのが難だけど!)

 

そんな訳で無事にすき焼きは仕上がったし、
みんな満足してくれたみたいで良かった

 

彼女の彼氏が何故かいきなりうちに来てるのは不思議な感じだったし、
まあ、色々ないこともなかったのだけど

 

彼らが帰った後も、
隣の香港ガールと例の友人とは3時くらいまで喋り倒して、
その日はまた解散

 

26日もちょっとした一大事があって、
結局日中は家を出れず、落ち着かない気持ちのまま、
次の日からの旅支度を始める

 

そう、結局私は起こるか分からないリスクの回避よりも、
友達と過ごす時間を取ってしまった

 

意外と、こういうところが私らしさ、なのかもしれないな
なんて思いながら

 

27日からはチェコのブルノという都市へ
ここは友人の第二の故郷で、
その縁でWGを借りることができたのだった

 

ぷらぷら街を歩き、トラディショナルなチェコ料理に舌鼓を打ち、
よく分からないバーに行って、最後はジェンガとキッカーで締める

 

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こう考えると、やってることは、
大してドレスデンにいる時と変わっていないのだな

 

次の日はウィーンへ小旅行
といっても、私は前、結構しっかりとウィーンを観光してしまっていたので、
今回はガイド役として皆を先導した

 

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半日しかなかった割には、そこそこ見せられたんじゃないかな、
と願っているけれど

 

 

 

ブルノに帰ってきて、友人と友人の知人の日本人の女の子たちと合流
食べたインドカレーが最高に美味しくて、
そして2軒目で飲んだビールがあまりに美味しくて、思わず目をひんむいた

 

まあそこまでは良かったのだけれど、
その後、私が個人的に怒りを覚えるようなかなりの事件が起きて、
回復するまでに、一晩を要した

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最後の日は、ブルノ市内をちゃんと散策して、
今度はベトナム料理を食べて、
最後、カフェで大急ぎでケーキを食べてから、
列車へ乗り込む

 

その列車があまりにも快適で、皆びっくり
揺られながら、友人が持ってきたカタンというボードゲームを試す

 

プラハでバスに乗り換えてからは、皆爆睡で、
私は国境を超える直前にふっと目が覚めて、
祈りながら、必死にグーグルマップを眺めていた

 

結局、何事もなくドレスデンへ帰ってこられて、
ほっと一息

 

次の日も何となく夜から友人が遊びにきて、
二人とも酔っ払いすぎて、相手がうちで寝落ちしてしまうというハプニング

 

晦日、ゆるゆると昼過ぎに起き抜けて、
適当に昼食を済ませ、だらだらと彼は帰ったのだけれど、
夜は夜で、また例のボードゲームを遊ぶことになっていたから、
数時間後には会う、と思うとどこか滑稽だった

 

結局私の隣人の香港ガールも一緒に訪問して、
そして彼の同居人もそのフラットにやってきて、
5人でプレイすることに

 

ただ、4人用なので、私と香港ガールがチームを組んだ
結構白熱して、後半に差し掛かったところで、
花火を観に、一旦外へ出る

 

男子二人は爆竹やロケット花火に熱中していたけれど、
怖すぎて遠巻きに眺める女子二人、
その間に立つ私、と大分不思議な感じだったけど

 

エルベ沿い、旧市街側から花火を眺めてながら年越したのだけれど、
もう秩序なく、空から地面から爆音が轟き、
どれがオフィシャルでどれが個人であげているものなのか、
全く分からない

 

それに、カウントダウンもなく、
気づいたら何となく明けてしまった、という始末

 

まあこれはこれで、一つの経験としてね
全く、年越した感ないけれど

 

部屋に戻って、続きをプレイする
せっかく私たちのチームが勝ったのだけれど、
香港ガールは花火の後、すでに家路についてしまっていた

 

でも、誰も眠くなかったので、
もう1ラウンドやることに

結局4時近くまで遊んでいたのだけれど、
後ちょっとで勝てる、というところで、
私の痛恨の(でも防ぎようのないミスで)隣の彼を勝たせてしまい
めちゃくちゃ悔しかったな、、

 

私だけ違う寮だったので、そこから一人で寂しく家路についたのだけれど、
思っていたよりも寒くて、震えながら帰った

 

そして今日は11時過ぎに起き抜けて、
どうしても辛ラーメンが食べたい気持ちになり、
それを食べて、携帯をいじり、またまどろむ

 

さすがに最近遊び過ぎだったし、
危機感もちゃんと肥大しているので、
ちょっとだけ勉強して、夕飯を食べて、
だらだらしながら、今このブログを書いているところ

 

 

 

去年はどんなことをしていたのだろう、と読み返したけれど、
ちゃんと抱負という抱負は書いていなかったのね

 

でも結局、全力で目の前のことに取り組む、しかないんじゃないかな
あまり、よく考えられないや

 

ただ、去年はあまりの周囲の人間の素晴らしさに気づけた年
だとしたら、強いていうならば、
身の回りにいる人々をつくづく大切にしていきたい、と思うし

 

願わくば、
自分が“何をしてあげたか”ではなくて、
自分が“何をしてもらったか”に敏感な人間で、ありたいな