あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

24.8 2018

 

 

 

今日も一日中原稿に追われていた

 

私の場合、描きたい場面と場面を継ぐのがとても苦手というか苦痛

 

どの位その描写を詰めればいいのかも分からないし、
そういうところに限って専門知識や細かい設定が必要だったりして、
調べてたり考えているうちに集中力が切れてしまうからだ

 

加えてそういう場面を惰性で書いていると、
そういうところに限って矛盾が生じやすい
準備していない自分が悪いのは分かっているのだけどね
とにかく何かを作るという場面で、計画性が皆無

 

息抜きに八月末から一週間弱向かうベトナムについて調べていたのだけれど、
いかんせん事前知識がなさすぎて何をしたら良いのか分からない

 

まず文字の読み方から分からず、頭に入って来ない
当然なのだけれど、現地は現地語ベースだと考えたら、
それなりに計画していかなければならないのだと思うけど、
原稿に追われている今、そこまでの余裕はない

 

しかも今回は家族旅行
私の旅行スタイルは家族と合わない
そう考えると真面目に考える気も失せてしまうんだ

 

基本的にいわゆる観光に対して怠惰なので、
「景観が良い」とか「有名なモニュメント」とかをとにかくスルーしがち

 

代わりに私が求めるのは、
何気ない街並みとか、現地の雰囲気とか、
あと欠かせないのが資料!

 

平たく言ってしまえば、
創作に使えそうなネタを常に探し求めているのかもしれない

 

 

 

今日英語サークルのSNSのメッセージに、
とある団体からイベントのお知らせが来ていた
その企業団体は海外とか旅とかをテーマに活動しているもので、
色々調べていたらインターンや編集スタッフなども募集していた

 

私も今記事編集のインターンを行なっているけれど、
分野が必ずしも私に合致しているかといえば、そうではない
ただ、その他の条件が良いし、自由度が高いからとても感謝しているのだけど

 

ただ、それに一瞬心を奪われた(結局留学云々の話とかスケジュールの話を考えたら無理だったので素直に諦めたけど)のは、
やっぱり海外をテーマとしているからで

 

でも、私が海外を求める理由って、なんだろうと考えている

 

確かに昔ドイツに住んでいたことはあったけれど、
それは小学校以前の話だし、住んでいた期間は2年にも満たない
ドイツ語を選択したのは他の言語より縁があると感じたからだ

 

だから特段ドイツが好きということではないと思っていたのだけれど、
昨年の夏も一週間弾丸でドイツを一周し、
今年の冬もエアフルトに海外研修として3週間滞在した

 

そのことを知り合いに話すと、
「ドイツ好きなんだね」と言われる、それに対しては曖昧な態度を取っていた

 

でも、同じクラスでドイツ語を履修している友達に、
私がドイツに住んでいた期間はほんの僅かだという話をしたら、とても驚かれた
その時期に、それだけしかいなかったのに、
どうしてそんなに色々なことをおぼえているの? と

 

他の子からは、私はあなたより遅く、長い期間いたけどほとんど覚えてないよ、
それだけ色々覚えているのはすごいね、と言われた

 

その時、
ああやっぱり、私はドイツが好きなのかもしれないな、と思った
ドイツ自体、というよりかは、
私の世界を広げてくれた、あのきっかけを作ってくれたのが、
紛れもなくあのドイツにいた1年8ヶ月だったのだと

 

ローテンブルクの犯罪博物館で受けた衝撃も、
遠くの幼稚園に通うのに毎日地下鉄とバスを乗り継いだことも、
毎週末のようにFestに出かけたことも、
砂が敷き詰められた公園は、ブランコから飛び降りるのも怖くなかったことも、
犬用の湖で友達の犬と泳いだことも、
耳に焼きつくHARIBOのCMも、
喉に焼け付くように甘い、冬のヌテラクレープのことも、
トルコ人街にあったオンボロアパートのサンルームもどきも、

 

全部が今の私が存在する理由で、私の源に違いなくて、

 

書けば書くほど溢れてくる想い出は
またいつかの日に語られるかもしれない

 

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これはベルリンのU–bahn、Yorckstraße駅のホーム
冬の海外研修の週末にベルリンを訪れた時に撮ったもので、
(確か泊まったユースホステルの最寄だった)
別に住んでいる時に使っていた駅ではないのだけれど、
ちょっと暗くて落書きまみれな感じが、
たまらなく懐かしいベルリンのU–bahnだった