昨夜のこと、
紅茶でも沸かそうかと思いつつ、
でもポットは面倒だなぁ、なんて思っていたら、
ふとドイツで買ったハーブティーたちのことを思い出した
あまりにも安かったので、エアフルトに着いた瞬間に薬局で爆買いしてしまったのだ
もちろん使いきれるはずもなく、そのまま持って帰ってきたのだけれど、
それでもまだ全然飲みきっていない
雑な性格なので、
全てのフレーバーをいっしょくたに同じジップロックに入れている
それを開けた瞬間の香気で、
一気にあの極寒の日々とオンボロなGästehausに引き戻されたように錯覚した
別に常にその匂いを嗅いでいたわけではないのだけれど、
ああ、私のあそこでの三週間の生活の匂いはこれなのだと
私は結構、匂いと思い出が結びつくタイプの人間で、
ある一瞬そこにあるはずのないものの匂いを嗅ぎ分けると、
どうしようもなく後ろ髪を引かれる思いがする
時は戻せないし、戻せても困る
戻したところで今の私とあの頃の世界ではちぐはぐ過ぎて、
矛盾が私を突き刺すだけに違いないのだから
このブログの更新を何気なく、唐突に始めたけれど、
もし来年留学することができたら、なんだけど、
ちょうど留学前の一年間を綴ることになるのだなぁ、とふと思った
そうしたら多分留学中も綴ることになるのだろうな、まあ続けばですが
それはそれで、ちょっとしたログになるな、と
結局マグカップはベルリンのシャルロッテンブルグ宮殿で購入したものをチョイス
あの頃はコップがこれしかなくて、
愛しのイェーガーマイスターもこれで飲んでいたのだと思うと、
やはりちょっと笑える