あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

14.9.2018

 

 

朝はしとしとと冷たい雨が降っていたようで、
起きたら窓の外の木の葉たちが露に濡れていた

 

陽光の燦々と差し込む廊下を歩いて、明るいリビングに向かう
幼い頃の、美しく穏やかな休日のイメージ
一方で、朝露や夜雨に濡れた木々の青い葉を見るのもずっと好きだった
瞳の吸い寄せられるような水のきらめきには、
脈々とした神聖なエナジーを感じてしまうからだ

 

 

今日も一日予定もなく、ひたすらドイツ語の勉強
とはいえ、あまり集中できていたわけじゃなかったな

 

教授から夏休み明けの発表に関するメールの返信が来ていた
質問したところと、原稿とレジュメの校正
何はともあれ、無事に口頭発表に進めそうで良かった

 

私の発表のテーマは、
"Die Bibliothek sollte um einen Gruppenarbeitraum erweitert werden"
訳すると、「図書館はグループ学習室の拡張をするべきだ」

 

私の大学の図書館は一つしかグループ学習室がなくて、
グループ作業をする場所が常に足りていない状態
試験前もそうじゃない時も、いつもパンパンなのだった
それ以外のスペースは広いし、蔵書数も中々のものなので、重宝はしているのだけどね

 

そしてこれについての口頭発表をメモなしで5分間行わなければならない
中々ハードだけれど、まあ、努力するしかない

 

それから、留学の奨学金についてのお知らせが来ていたので、詳細をチェック
改めて金額の大きさに驚く
給付型でこんなに出してもらえるなんて、びっくりだ
それより応募書類なんてドイツ語で書けるのだろうか、という心配
まずそこを心配している時点で夢のまた夢なのかもしれないけれど、色々

 

 

 

夕方頃、ポストを覗くと最近頼んでいたもの諸々が届いていた
その中の一つ、the brillant greenのビデオクリップを早速見る

 

ロスエンジェルス (Los Angeles)

ロスエンジェルス (Los Angeles)

 

 

すると私は、信じられないほど、川瀬智子に惹きつけられてしまう
何だろう、全てが完璧ってわけではないのだけれど、
でもやっぱり完成されている

 

MVの世界観は相変わらず難解で、どう解釈して良いか分からない

 

私は本当に一部の音楽を擦り切れるまで聴くタイプで、
だから今聴いているのもthe brilliant green
そしてそのボーカルの川瀬智子のソロのTommy febrary6、Tommy heavenly6
それからaiko、のみという

 

昔はもっと聴いてたものもあったし、iPhoneにも入っているのだけれど、
どうしても、それ以外がほとんど聴けない体質になってしまった
自分でもまだ何故だかいまいち把握してなくて、色々考察しているんだけれど、
その話は長くなりそうなので、またいつか

 

 

まあそういうわけなので、ブリグリは擦り切れるほど聴いている
多分、今日本の誰よりも聴いているんじゃないかってほど聴いている
だって、日々それしか聴いていないのだから

 

その私が、曲を聴いて頭の中に構築していたイメージや世界を吹っ飛ばすほどの破壊力
それがブリグリのMVなのだ

 

アメリカのハイスクールラブっぽいな、と思って聴いていた曲のMVテーマが、
まさかのチャイニーズカンフーマフィアだったり、
何故か小人やおじさんやピエロが登場したり、笑

 

でもその、私の想像力をはるかに超えてくる、
分析不能な世界観、つかみどころのない雰囲気が
やっぱり果てしなく、好きなんだと思う