「正確に言葉に出せば通じ合える」という前提に立つと、
その前提が勝手なものだったと、思い知らされる瞬間がある
「分かってる」と口にするのは簡単で
分かってあげたいと相手が思っていることも伝わっていて
私だって分かってもらいたいと思っている
でも、伝わっていないものは、伝わっていないのだと思う
本当に絶望している先について認めてしまうと、
淵に落ちて戻れなくなってしまうから
他の可能性に理由をなすりつけている
相手の理解能力がないせいにしたとしても、何も解決しなくて
結局、私の言葉の選び方が悪いのか、と思うと絶望の度合いが減るけれど
なんでこんなにも不自由なんだろう、と
苦しくて悲しくなる
このまま、一生孤独で、
結局誰にも私自身は伝わらないんじゃないかと
すり抜けていくおもいと、
すり抜けていった時間が、ただただ惜しい