なんだかんだ、四月も下旬
間違えてタイトル欄に“3”と入れたのを、慌てて直す
帰ってきてからの方が、当たり前のことだけれど
テクストのやりとりなども、増えて
多分、今帰ってなかったら知らなかっただろうな、という
人の側面なども、見えてきて
椎名林檎の“群青日和”を聴くと、
何故か不安げにあの街、
夜になると老若男女が集う居酒屋街に変わる、
Neutstadtの路上を歩いていた時のことを、思い出す
帰る時までには、庭の一部のように感じれられていたけれど
(なんといったって、トラムでエルベを突っ切ればすぐだったのだ)
最初、一人で歩いている時には、底知れぬ不安を感じていたっけ
街に、人に、店に馴染めるのかな、なんて
あの頃の私、
まだまだストレンジャーでしかなかった私
そんな時、あの曲は、
モルヒネとブースター、両方の役割をしてくれていたんだな
落ち着いて歌詞を追うと、私の状況とは
突き刺すような一二月の寒さ、しかかぶらないのだけれど
こうして思い返しながら
結局Neustadtの写真は、
2回目にあの街を一人でフラついた時しか
まともに取らなかったのだな、と
アルバムにほとんどないのを見て、はたと気付く
まあ、仕方ない、か
やりたいことの優先順位もそうだけど、
“効率”という言葉を無視しまくっている自分を、そろそろ止めないと
他の言語にかまけて、ドイツ語はほぼほぼ放置してしまっているし
最近は夢見が悪くて、
まあこれは普遍的な現象らしいのだけれど
時差ボケ的に遅れてきた、精神への圧
帰国直後の一週間は、なんであんなにも元気で活発でいられたんだろう、むしろ
それでも、外出制限が解けたので、
少しずつ散歩に出かけたり、
部屋の大掃除をしたり(これが骨が折れる作業だった、主にアレルギーのせいで)
早くこの生活の中でも、
自分をコントロールできる自分を、取り戻したい
これはこの前、少し歩いた時の写真
近所にこうしてひらけた場所があっても、
今まで足を伸ばしたことはなかったけれど
手の届く範囲に触れられる自然が残されていることは、
こういう時期にはやはり、ありがたいことだな