あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

24.1.2020

 

毎日毎日、1限か7限を往復する生活
休日は大体勉強に追われて家にこもっていて、
出かけるとしたら、日が暮れてから

 

そんな生活を連綿と続けていたので、
いつしか、冬の澄んだ夕暮れを忘れてしまっていた

 

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月曜日、ドイツに来てから初めて、授業を休んだ
実際、朝から身体の調子はどこか悪かったのだけれど、
まあこれは、いわゆるサボり

 

すごく、変な感じがしたけれど、
日本にいた時もそういえばこんな気持ちだったな、と

色んなことで、心が不安定になると
私はいつも、こうだ

 

こちらに来て、精神的なストレスが
がくっ、と減って
この状態の“私”をすっかり忘れていたけれど

 

それでも、日本にいる友人から
「病んだりしなそう、いつも笑っているイメージ」
と言われて、
そんなに私は装うのが上手かったのかしら、と首をかしげる

 

勿論、来たる試験もそうだけれど、
私の心がおかしくなってしまうのは、大体人間関係のせい

 

人前では

“全然繊細じゃないから、繊細な人の気持ちが分からないことがある、
だから、直接言ってね”

と言うことが多いけれど

 

私自身は、人が思っているより、というか人並み以上に
自分が繊細な心を持っていることを、実は知っている
だから、繊細さを前面に出せる人が、
心底羨ましくて、ちょっと妬ましい

 

私が育ってきた環境は、
私の繊細さを許容しなかったし、
それは、死を意味していた

 

だから、私はこれでも必死に鎧を打って、
ずるずるしょい込んで生きてきた
滑稽だけど、これが私の自律の方程式
私の誇りでもある

 

だから自分の“繊細さ”に対して疑いなく生きている人間が、
微妙に苦手だし、というか絶対に負けたくない、と思ってしまう

 

でも、いつも負けてしまうのよね
その方が、他の人に構ってもらいやすいから

 

あーあ、と遠くで苦笑いをしているのが、いつもの私だ

 

 

加えて、私は直感がいやに強いので、
異変に、いち早く気付くことができる
それは下手すれば、本人よりも早いのではないか、というくらい

 

けれど、仮に気付いたとしても
解決策をすぐに打ち出せるわけじゃないし、
さくっとその場で口にする勇気があるわけでもない

 

結果、私の方が周りからすればおかしな態度を取ることになり、
でもそれを救う方法を、私はまだちゃんと発明していない
もう21歳、いい大人だというのにね

 

他人に余計な気を使わせた、と思えば思うほど
自己嫌悪は加速度的に心を満たしてゆくし

 

 

大丈夫だよ、
全然、誰も私のことを嫌ったりなんかしていない
(少なくとも、今仲良くしてくれている人々は)

 

分かっているのに、気持ちが落ちていると、
変に自意識過剰になって、人を遠ざけてしまう
これも、昔からの悪い癖

 

究極には、
私のせいで、誰も不快な思いをして欲しくない

 

その想いが
過剰で尖っているから、
結局誰かのことを、刺してしまうんだろうな

 

 

とはいえ今週は
まだ確定じゃないけど、嬉しいニュースも飛び込んできて、

 

でもそれによって結構私のプランがぐらついてきて

 

(まあ、この一人のためにぐらつく私の来学期のプランよ、
と突っ込みたい、というかもう何十回も突っ込んでる)

 

あーあ、もう計画するだけ無駄だなぁ!

 

 

“昨日の予想が感度を奪うわ”

 

閃光少女を耳元でなびかせながら、
夕暮れの空の下を歩くと

 

出し惜しんでる場合じゃない、と
異国の地でも少し、胸を張って足を踏み出せる

 

“私は今しか知らない”

 

 

きっと全ては
光の速さで過ぎ去ってしまうのだから