あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

19.12.2019

 

プレゼンが終わるまでは、
と大体ほかの全てのことを放置していた2週間だった

 

毎度苦しめられているC1のコースで、
ようやく、プレゼンの日程が決まる

 

どうしようかな、と迷っていたのだけれど、
結局私の実力では、
猶予が何週間延びようがクオリティは変わらないだろうし
長期休みには、試験勉強を始めたい

だから、第二週目の日程を選んだ
そして、二週間以上前から準備を始める

 

テーマは自由に選んで良かったのだけれど、
これがかなり、大変で

 

今取っている文学や史学の講義なら、独訳の必要はないけれど、
初心者すぎて、質問に答えられる気がしない

 

そういうわけで、元々の分野である政治、
とりわけ外交と民主主義についてを選択したのだけれど、
このコース、学術発表向けのプレゼン方を習うのが趣旨なので、
「研究結果」とか「仮説」とかが構成に入っている

 

だけど、当然私はまだ卒論を書き始めているわけでもないし
ちゃんとしたプレゼンや発表を日本で行ったこともない

 

15分間耐えられるか、というより、
そもそもプレゼンが成立するのか、という不安に駆られていた

 

そして原稿を書き始めたら、
どちらかというと15分をはるかにオーバーしそうな長さになって
再び泣きそうになる

 

ただ、1回目の発表者のプレゼンを見ている限りでは、
そこまで構成は見本に沿わなくてもいいし、
研究結果、というよりも分野への導入、という感じでプレゼンしている人もいて
なんだ、自由じゃん、とホッと一息

 

だけれど、練習してもしても、全然頭に入らなくて、
そんな中で友人がうちに泊まりにきて、遅くまで喋っていたから、
生活リズムがボロボロ、朝も起きれない始末

 

15分の内容で30分に伸びてしまったらどうしよう、とか
内容全部飛んだらどうしよう、とか
ナーバスになる程、向き合うのが怖くなる

 

けれど結局、火曜日の朝には、
どうにかプレゼンできそうな状態に持って行けたし、
質疑応答はともかく、
プレゼン自体はそんなに大きな間違いを犯さずに済んだ、と思うので、
生き残った、という感じ

 

本当はその日の夜、
知人のコンサートがあったのだけれど、
たまたま入ってしまったプレゼンのせいで行けず、
少し早く終わったから、と会場まで駄目元で足を運んだのだけれど、
やはり一足、遅かった

 

けれど、その後みんなで休暇前、最後に飲みましょう、となって
いつもの友人のフラットで、酌み交わす

 

次の日も1限があったのだけれど、
そんなことはかまわずに、1時頃まで飲み続けた
だって、私だって一番ハードな課題が終わったわけだし、
あとは着々と試験勉強を進めていく、だけ

 

今日は、狂いたい気分なの、と言ったら、
友人は笑っていた

 

 

 

さて、そして今日は、大問題が発生して、
でも、悉く運が悪くて、どうにもならなくて、
結局、結構シャレにならないリスクを背負うことになった

 

それでも、最悪な事態には陥らない、と推測して、
計画通り、物事を進めることにした

 

こうなってしまえば、2019年最後の大運試しだ、
などと自分に言い聞かせる

 

けれど、自分が一番危うい状況なのに、
計画のほとんど全てを私が担っているのは、
かなりカオスな状況だし、
「なんで」という気持ちと「どうか何も起こらないで」という気持ちが
交錯していて、
しかも昨日はそれにも時間を使う羽目になったから、
結局ほとんど自分のことは進められなかった
(やる気をなくしていたのは自分のせいだけれども)

 

私は、休暇が始まった瞬間、終わりを計算し始めるタイプで、
すでに、
「これだけ休みがあっても、今までの授業の復習、テスト勉強、
全然終わる気がしない」
とナーバスになっている

 

けれど、まあ、
こなせる範囲でベストを尽くそう
それしか私にできることはないし、
所詮、私は留学生なのだから、と

 

自分を追い詰めて息ができなくなって、
気持ちが沈み込むくらいなら
いっそ能天気に考えて、
笑っていられる方が、きっと幸せだ

 

 

 

クリスマスが近づけば近づくほど、
日が昇るのは遅く、弱々しく、
沈むのもうんと早くて

 

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早朝の草木には霜が降りていて、
ああ、冬だなと感じる

 

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それでも雲の割れ目からくっきりとした青が覗くと、
シャッターを切らずにはいられない