あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

germany

15.10.2019

今日は、初めての登校日 2限からだったのだけれど、全く空気がつかめないし、建物自体はまるっと理系の雰囲気を漂わせていて、こんなところで本当に近世イングランド史の講義が開かれるの、と不安だったけれど始まったのはその通りだったので、ホッとなでお…

14.10.2019

明日から始まる学校に震えながら、何事もない日常を過ごした、休日 語学の授業が始まるのは来週からで故に月曜日であるにも関わらず、今日は授業がなかった とにかく粛々とドイツ語と、原稿を進める 今日も外はいい天気だったのだけれど、ただ買い出しに出か…

13.10.2019

とにかく毎晩、出歩いていて“20時以降の外出なんて(怖いし)絶対にしない!”なんて言っていたのは、果たして誰だったのか 11日はチェコ人の友人のいとこが遊びに来るということで、Neustadtの一角のバーでビールを飲みながら、私はkickerに初挑戦 これがま…

10.10.2019

今日は、例の集まりに誘われて、本日ドイツ公開だった(らしい)"Joker"を見に行く この映画の存在を知ったのは、ヴィリニュスの街中に貼ってあった広告を見たとき 最初は何のことやらという感じだったけれど、そのうちSNSなどにも上がってきて、ああ、バッ…

8.10.2019

また、Wi-Fiの調子がおかしくなって、 しばらくインターネットにつなぎにくい状態が続いている 正直、このインターネットへの対応には飽き飽きしているし、 あり得ない、とさえ思う 連絡先は人づてに聞かないと分からなかったし、 せっかく書類が届いたかと…

5.10.2019

昨日は中央駅近くまで、買い出しした後、夕飯の下ごしらえだけして部屋に戻ると、自分の携帯がブーブーとなっていた 何事か、と手に取ると、SNSのグループでちょうど通話が開始されたところ そこには日本を出てからというもの電話したことのなかった友人もオ…

3.10.2019

今日は留学生の子達と、マイセンへ マイセンまでは電車で30分おまけにザクセン州の大学に通っている学生は、Semesterticketを提示すれば、ドレスデン市内の交通と、ザクセン州内の鉄道は乗り放題となる 11:30と遅めの集合時間だったけれど、ツアーが間も無く…

2.10.2019

今日の朝は陽が弱くて、窓の外を覗けば雨模様 そろそろ、買い出しに行かなければ、という感じだったのだけれど、結構冷え込んでいそうだったし、とりあえず午前中はドイツ語の勉強に費やす 今日は関係詞のプリントに取り掛かったのだけれど、まあこれが、本…

1.10.2019

さて、今日から10月 晴れて新しい隣人と知り合って、喋っていたせいで、原稿は思ったより進まなかったけれど、まあこれはこれで、必要なやり取りだったから 今日は隣人がいつ引っ越してくるか分からない、というのもあって、少しだけいつもより早起き と言っ…

30.9.2019

さて、ここのところ更新が滞っていたのは、問題が発生しているからではなくて、文フリの原稿に注力していたから 26日の夜、ようやくインターネットを自在に使えるようになり、ドレスデンの色々なスポットを調べていたこれまで時間こそあったものの、なんだか…

26.9.2019

昨日の夕べから、絶望的な気持ちになって、初めて、ちょっとこの状況から逃げ出したい、と考えられないほどのストレス 実は、穏やかに生活をしている一方で、手続き関係が、何も上手くいっていなかった まず、申し込んだはずの銀行口座からは音沙汰なく、そ…

24.9.2019

21度目の、誕生日 いつもならこの時期に、大学が始まるか、または中高時代はテスト期間だったわけでそばに人がいない、ということはなかった 何より、親元に住んでいたわけだから、家族すらいない、ということはなかったわけだし けれど、今回ばかりは仕方な…

21.9.2019

今日はパートナーとの初顔合わせ、と同時に、Ikeaへ必要なものを買い出しに行く日 メッセージのやり取りから分かっていたことだけど、私のパートナーは、本当に親切で、出来た人間だ 私が何気無く喋ったことに対して、全て心のこもった返事をしてくれるし、…

20.9.2019

今日は何も予定のない日 だらだらと起き上がると、腕ともも裏が変に筋肉痛 旅行疲れではないはず、と考えていると、 なるほど、昨日の床掃除がきているのだ、と気づく 何はともあれ、ドイツへ来てから こんなにゆったりと過ごした日は、はじめてだ ようやく…

19.9.2019

昨日から、ドレスデンに戻っている 夜が明ける前に、ポルトを出発 昨日、海の向こうから押し寄せていた深い霧が 街を埋めつくしていた その様子があまりに幻のようで シャッターを切ったりしているうちに、 電車に滑り込み 人の気配のないサン・ベントの駅は…

4.9.2019

旅に出る前の、朝ごはん代わりのマフィンとコーヒー何の変哲も無い、ただキヨスクで買っただけのこれらが妙に美味しく感じられるのは、何故なのか 今日出かけたのは、ヴィリニュスからバスで30分ほどのトラカイ バス停からは、歩いて30分で城に着く、と聞い…

1.9.2019

月の変わり目だということに気づかないほど、他の物事に神経を払っていた 昨日は、再び友人と朝から会った後、恩師のコンサートを聴きに、Glienicke城へ ここは、カール・フォン・プロイセンの夏の離宮で、イタリアのヴィラに憧憬を持っていた彼の意向に沿っ…

30.8.2019

予想通り、朝の6時過ぎに目が醒める きらきらとした橙色の陽光が、木々の隙間に光っているのが、窓越しにうっすらと見える けれど、身体が疲れているのは分かっている、目覚めたのは緊張のためだ そしてベットの上で、無理やりうつらうつら起き上がったのは…

29.8.2019

ついにやってきた、別れの時 今週に入ってから、身体がどうも怠かった それは紛れもなく、急に戻ってきた夏のせいオープンエアーの劇場から、凍えながら走って駅に向かった夜を思い出す今となっては、信じられない 火曜日から始まった倦怠感ドイツの多くの建…

26.8.2019

夕方、開いている窓から激しい音が漏れていることに気づく窓の外の木々が、ぐわんぐわんとしなっているそれは、久々の雨風 ぼうっと見ていると、雨足はあっという間に強くなり、大きな雷音が、遠くの空より轟く 夏の嵐、夕立ああ、妙に昼間、汗ばんだのはそ…

25.8.2019

久々の、予定が空っぽの休日目覚ましを掛けずに寝ていたのだけれど、結局8時過ぎに目は覚めて、ゆっくりと支度をしてからそう遠くない場所にあるカフェで、最高の日曜の朝をはじめた 少しお腹がいっぱいになりすぎたけれど、一日中動くのなら、丁度良い そう…

24.8.2019

夏の離宮、サン・スーシへ 本当は、幼少の頃何度か訪れたことがある、はずなのだけれど記憶はほんのかすかで 手前に大きな階段が連なっていたそんな想い出が、うっすら 宮殿の壁が黄色かったのを思い出したのは、日本でガイドブックを眺めてからだった とに…

21.8.2019

今日は授業後、Alte Nationalgalerie(旧国立美術館)へ これも博物館島にある美術館の一つなのだけれど、主に18世紀以降の絵画、特にフランス印象派、それからドイツの古典主義やロマン主義の絵画を中心に収集している 印象派の展示には、名だたる画家の名…

20.8.2019

朝、外に出ると、静かに湿った空気が肌を撫でる トラムの出発時間の2分前、横断歩道に立ちながら、自分が乗る予定だったトラムを見送るこんなことにも、この2週間で慣れた 嬉しい報せが朝、届いていたので、13分の待ち時間、それをじっくりと読む 私は、どう…

19.8.2019

第二の故郷、というにはあまりに短い暮らし、けれど紛れもなく私の原点であることには違いない そんな街を、15年振りに訪れた 元々、ここは個人的に訪れるか迷っていた来たところで、別に観光するものも、食べたいものも、ないしただ、うっすらとした思い出…

18.8.2019

ライプツィヒは、前回、訪れる機会があったにも関わらず、訪れなかった場所 旧東ドイツだった地域に位置しているこの街は、同じく旧東ドイツだったアイゼナハにどこか似ているな、と感じた クラシカルで重厚な建物と、石畳が織りなす街並み 由緒正しい聖トー…

17.8.2019

昨日は少しだけ、辛くなってしまった 午後、訪れていたのは、旧東ドイツ時代の刑務所だった施設ここには"Stasi"という旧東ドイツの秘密警察によって、捕らえられた人たちが囚われていた その人々の多くは、現代の感覚から言えば完全に無実な人たち ソ連の敷…

15.8.2019

一昨日、昨日、そして今日この三日間が、多分このコースの中で私が最も忙しくしていた時期になるだろう 友達に「毎日毎日全部参加して、何でそんなにエネルギッシュなの?」と笑いながら聞かれたけど、そんなこと私が聞きたいくらいだ 本来私は全くエネルギ…

12.8.2019

ひとつも、正しい言葉が見つからないそんな出来事が起きた 朝、登校してみると、クラスの前に人だかり誰も中に入ろうとしないのを訝しんでいると、日本人の参加者が事情を説明してくれた 土曜日の遠足で、湖で溺れて重体になった人がいるまだ容体は分からな…

10.8.2019

今日はベルリン東部に位置する、Müggel Seeへの遠足 波が打ち寄せるたびに、快い水音と共に、二度とない形を作り上げる様子は、永遠に眺めていられるように思う ひたすら歩き回っている一週間だったけど、今日も例に違わず、ひたすら歩き続ける また新しい中…