あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

6.11.2018

 

 

 

淀んだアイボリーの、重たい空模様

分厚く曇った空から、容赦なく雨が落ちてくる

それでも流石晴れ女の私が家を出るとき、帰ってくるときは、雨は止んでいた

我ながら、ちょっと恐ろしいくらいだ

 

こんな11月は、どうしたってブリグリに限る

最近 apple music に浮気していて、しばらく開いてなかったプレイリスト

 

明日が晴れではないことは分かっている、

そのことに落ち込み、うつむいている人でも、

すっと心に馴染むような、寄り添う歌声とメロディー

 

そして、これは、ほとんど記憶にない高校三年間の、

数少ない、遺産だと思う

 

もうハロウィンも終わったことだし、

そろそろ冬めいた曲を聴いても、いいよね

 

 

 

最近ようやく、自分がどんな人間なのか掴めてきて、

その計測者たる理性の私から観測していると、

私の心の機微は、恐ろしいほど目まぐるしく、くるくると動いている

感情の落差も、激しい

 

よく、こんなに機敏に変化するなぁ、疲れないのかなぁ、と他人事のように

ええ、疲れますよ、とても

 

 

 

私はこのブログを書いている、という点からもそうなんだけれど、

思ったことを、表現せずにはいられない

閉まっておけないし、待つことが、本当に苦手

 

ここを真面目に始めた8月の終わり頃は、いっても800字程度だった文字数が、

ここ数日は2000字を超えるくらいに、膨れ上がっている

 

それは多分、一日の終わりにここで思考や感情を整理することによって、

飛躍的に回転数が上がったのに加えて、同じ思考の轍を踏まなくなったから

要は、ここが外付けのメモリーみたいになっていて、

本体が軽量化されて、パフォーマンスが良くなった、という感じ

 

そして恐ろしいことに、書いているのは多分、

一日に考えていることの三分の一にも満たないかもしれない

その日の夜まで、私の頭の中だけで想起されたことを思い出せる分量は、

とても限られていて、何かを思ったことを覚えていても、

内容が思い出せなくて歯がゆい、ということはもう数え切れない

 

だから、twitterは偉大だと思うのだけれど笑、

残念ながら、全てをあの海に放流することも、難しいわけで

 

 

 

本当に、この時期が巡ってくると、全然物事に集中できなくて、困る

そして、やっぱり待てない女の私は、

まだまだ全然、人のことを信用できてないんだなぁ、とも

 

親しげに、しゃんと話せるようになった人でも、

最終的には、私のことをよく思っていないのではないか、そう思ってしまう

 

面と向かって人から嫌われた経験なんて、実はほとんどないはずなのに、

どうして私は、いつまで経っても、

人に対して後ろめたさを抱いてしまうのだろう

 

多分、それはどこかで何かがあったからなのだろうけれど

数年前まではその時点に靄がかかっているな、という認識があった

今では、その時点がどこだったのかさえ、思い出せない

 

もう、何遍このことを誰かに話していても、答えはいつも同じで、

人に話す意味は最早ないのだけれど、それでもこの不安を解決したくて、

ここに、ぶちまけてしまうのだよ

 

 

 

人にかける言葉にも、いつも悩んでしまう

 

私がちゃんと何でも話せる仲になった人々ならば、

その人が求めている言葉が、私には大体分かってしまう

それがいいことなのか、悪いことなのかは、計りかねるけど

 

彼らが渇望している言葉を、掛けてあげられる時もあれば、

そうしない時もある、それは、彼らの為にならないから、としているのだけれど

 

私は、愛している人たちには、幸せになってもらいたい

けれど、その為には一定量の進歩も、必要だと思ってしまう

 

それって、要するにあなたの驕りなのでは、と言われると、

もう返す言葉もないのだけれど

だって進歩って誰が定義するわけ、という問題にぶち当たるから

 

同時に、そのグラついた大義名分の裏で、私が囁くのは、

生まれてこの方、抑圧と戦ってきた私は、

結局、人に痛い思いさせたいだけじゃないの、

いい思いさせたくないという、けち臭い心がそうしているんじゃないの、

という、暗い渦巻

 

理想は、その人を不愉快にさせずに、参考になるような意見を差し伸べること

そんなことは分かっていて、その為には言葉の選び方が大切なのだけれど、

ずっと戦う為の言語を磨いてきた私には、柔らかい言葉を紡ぐのが、難しくて

 

だから、このブログ名の由来はつまりそういうことだし、

極力この場では綺麗に言葉を折り重ねていきたいと思っている訳なのだけれど、

果たして、その試みは上手くいっているのかな

 

それは、読み返した未来の自分が判断することなんだろうけど、ね

 

あーあ、やっぱり書き切れていない感

でも、読む人からしたら、長くて冗長な文章ほど、辛いものはないんだよね

とりあえず今日は、ここまでで区切るよ