あまだれのごとく

時々迷い込む後悔の森

24.10.2018

 

 

 

こんなタイミングで喉患い

 

 

 

3限の講義が終わり、さあインターンへ、と思うと、喉が痛い

すでに風邪は流行り始めているらしい

 

さすがにもう生足は寒いと、今日からタイツを解禁したけれど、もう遅かったか

 

 

 

インターンでは予想外の仕事を頼まれ、

(将来的にはこの方が良かったんだろうけれど)

結局当初の予定通り、最後まで残る

 

久しぶりに記事を作成したけれど、

インターン自体が久しいし、体調が良くなかったのもあって、あまり効率的とは言えなかったな、反省

 

 

 

そういえば、もう一冊借りていた『薔薇十字団』を読破したのだけれど、

これ、明らかにさっきのよりも簡単で初心者向けだ……

 

 

薔薇十字団 (文庫クセジュ)

薔薇十字団 (文庫クセジュ)

 

 

 

出来るだけ情報が欲しいと欲張ってしまうので、

いつも厚めでかっちりした方から読み進めてしまい、結果的に非効率という

私の悪い癖は、いつまでも治らないみたいだ

 

でもこちらの方だとより具体的に、

クリスティアンローゼンクロイツと科学の結婚』

の内容について言及されていて、ありがたかった

これ多分、原著の邦訳はないだろうからな

 

かなり入り組んでいて、奇怪でグロテスクな内容を含むんだけど、

この感じ、どこかで体験したことあるなぁ、と考えていたのだけど、

今思い出した、京極夏彦の『魍魎の匣』と、夢野久作

 

でもこれ、一創作者の立場から思ったのは、

多分これ自分で見た夢の内容を元にしたんじゃないかな、という全く根拠のない推測

でもそうじゃないと、

ここまで奇天烈で所々不可解な展開は着想できない気がするのです

 

それから、

薔薇十字団の発生要因とユングの集団的無意識の関係を指摘する考察が面白かった

つまり、何回も突発的に薔薇十字団が勃興するのは、

人間という生物全体が抱えている「集団的無意識」がそれを求めているからだ、という

なるほど、それなら時代を超えて唐突に始まるこの運動を理由づけることが可能だし、

何より、その解釈には夢があるな、と思う

 

さて、ここからは余談なのだけれど、

前に薔薇十字団の話をした時に、私の脳裏をふと横切ったのは、

「あれ、これもしかしてボルヘスの『伝奇集』に引用されてなかったっけ?確か一つ目の『トレーン、ウクバール、オルヴィス・テルティウス』だったと思うけど」

ということだった

“アデプト”というワードがトリガーになって思い出したのだけれど、

ネット上ではパッとソースが発見できなかったので書かなかった

 

そしたら、こちらの方にはっきりと言及が!

やっぱりヨハン・アンドレーエ・ヴァレンティンの名は登場していたし、

薔薇十字が織り交ぜられていた

 

伝奇集 (岩波文庫)

伝奇集 (岩波文庫)

 

 

古今東西のあらゆる知識が必要なこの本は、

昨年の私には少なくとも難解極まりなかったったし、今でもまだ難読書に違いない

 

時間をおいて、もっと識者になって帰ってきたら、再挑戦したいな

それまで、待っていてくれ、伝奇集よ!